補助金の名前は見かけたけれど、自分が使えるものかどうか、いまひとつ判断がつかない。そういう方は少なくないと思います。
ハダノコネクト、公認心理師の こうじ です。わたしは市内を車で回ることが多いのですが、制度のことは「対象者がどこまでか」が分からないと、動きだしにくいと感じています。今回は住宅や建物に関係する補助制度をとりあげます。
秦野市が2026年度に新しく始めた「木のある暮らしづくり補助金」について、公式ページで確認できた情報を整理しながら、誰に関係する制度なのか、申請前に何を見ればよいのかを書きます。
今年度から始まった、新しい補助制度です
この制度は、令和8年度(2026年度)に秦野市が新設したものです。以前から「秦野産木材を使用する快適な住まいづくり補助金」という制度はありましたが、それとは別の新しい枠組みとして始まりました。
秦野市の森林から切り出された木材を、住宅や建物、遊具などに使ってもらうことを目的とした制度です。木材を使う工事や購入に対して費用の一部が補助されます。
対象になる工事や購入の種類
補助の対象は住宅だけではありません。秦野市公式ページで確認できた対象事業は次のとおりです。
- 住宅の新築またはリフォーム(個人が対象)
- 民間建築物(商業施設・飲食店・オフィスなど)の新築またはリフォーム
- ウッドデッキやウッドチップ舗装などの木製構造物の購入・施工
- すべり台やヒノキ玉プールなどの木製遊具の購入・施工(個人は対象外)
- 積み木やままごとセットなどの木製玩具の購入(個人は対象外)
- 木育活動の実施(個人は対象外)
「個人は対象外」と明記されている区分があります。木製遊具・木製玩具・木育活動は、事業者や団体が申請する枠です。住宅を検討している個人の方が関係するのは、主に住宅の新築・リフォームの区分になります。
住宅で使う場合に確認したい条件
住宅の新築やリフォームで申請する場合、使う木材は「秦野産材」でなければなりません。秦野市内で生産・証明されたヒノキまたはスギ材が対象です。
- 工事を頼む業者
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秦野市内の施工業者を利用することが条件です。市外の業者では対象になりません。
- 使う木材の量
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構造材なら3立方メートル以上、内装材なら9平方メートル以上が目安です。両方使う場合は合計3立方メートル以上または9平方メートル以上。
- 補助の内容(住宅)
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秦野市の電子地域通貨「OMOTANコイン」10万コイン分が補助されます。現金ではなく電子通貨での補助という点は、事前に確認しておくとよいと思います。
住宅以外(民間建築物・木製構造物など)の場合は、工事費の50パーセント・上限200万円が補助されます。こちらは現金補助で、対象経費が20万円以上の場合に申請できます。
申請の前に必ず事前相談が必要です
この制度で注意したいのは、工事や購入が終わってから申請する仕組みだという点です。先に工事を進めて、完了後30日以内に申請書類をそろえて提出します。
ただし、申請前に市への事前相談が必須とされています。「補助対象かどうか」の確認を市が行うためです。工事業者に任せておけば自動的に申請されるわけではないので、自分で動く必要があります。
koji工事の前か計画段階で、一度市に確認を入れておくと動きやすいですよ
申請枠の事前登録という仕組みがあります
工事が完了してから申請する通常の流れとは別に、工事前に「申請枠登録」をしておく方法もあります。予算が先に埋まってしまうリスクを避けるためのものです。
申請枠登録の期限は9月30日(水曜日)です。大がかりな工事を予定している方は、この期限を念頭に置いて動いておくと、後で慌てずに済みます。
予算の残りと締め切りの関係
令和8年4月1日時点での予算残額は620万円と公式ページに記載されています。補助金額が予算上限に達した時点で受け付けが終わります。申請件数が増えれば早く締まる可能性があります。
「今年度中にリフォームしようと思っている」という方は、早めに市の窓口に相談しておいたほうが、予算切れで対象外になるリスクは下がります。急かすつもりはありませんが、予算が尽きると受け付けできない制度だということは知っておいてほしいと思います。
この制度で個人が使えない区分があります
木製遊具・木製玩具・木育活動の三区分は、個人は補助対象外です。保育所や子育て支援施設、地域団体などが対象になります。個人の方がうっかり「うちにも使えるかも」と思いやすいところなので、確認しておくとよいです。
民間建築物の区分は、店舗や飲食店を運営している事業者なら対象になりえます。改装を考えている方は、自分の事業の形態が条件に合うかを市に確認するとよいでしょう。
申請に必要な書類の種類について
住宅の新築やリフォームで申請する場合は、市の様式(申請書・事業計画書・木材使用量計算書など)のほか、木材出荷証明書や領収書・支払証明書の写し、現地写真なども必要です。
書類は複数にわたるので、工事が完了してから慌てて集めようとすると、写真が足りないなどの問題が起きることがあります。工事前か工事中から、何を記録しておくべきかを業者と確認しておくと動きやすいです。
公式ページと窓口で確認したいこと
補助の要件は細かく、ここで書ききれない条件もあります。特に「秦野産材の証明書をどこで取るか」「自分が使おうとしている業者が市内施工業者に当たるか」は、工事前に必ず確認したいことです。
秦野市森林ふれあい課のページに補助対象・補助額・申請書類の一覧があります。まずここで自分の工事が対象区分に入るかを見ておきます。
補助を受けるには「産地証明された秦野産材」を使うことが必要です。業者が対応できるかどうかを早めに聞いておきます。
電話番号は0463-82-9631です。電子メールでの問い合わせもできます。「補助を受けられるか確認したい」と伝えるだけで大丈夫です。
この三つだけでも動いておくと、申請に向けた準備がだいぶ整います。公式ページは秦野市のウェブサイト内、環境産業部 森林ふれあい課のページから確認できます。
今週末にできる、小さな一歩の話
この制度を知ったとして、「ではいつ動けばいいか」が見えないままになると、後まわしになりがちです。リフォームや新築を今年度に予定しているなら、まず秦野市の公式ページを見て、使う木材の種類と施工業者が条件に合うかだけ確認しておくと、その後の判断がしやすくなります。
わたし自身も、補助制度は「要件がそろって初めて使えるもの」だと感じています。条件が合わなかったとしても、早めに確認しておけば次の選択肢が見えやすくなる。それだけで動いた意味はあると思っています。
予算が残っているうちに動けると安心できます。気になっている方は、今週末に公式ページをのぞいてみるだけでも、だいぶ違うと思いますよ。












